和船
少し前から、岩国の国道188号線で和船の制作を見かけていて、
先日、制作者の棟梁にお声を掛けさせて頂いた。
親切に色々と教えて頂いた。
自分自身、和船に興味があり
色々と調べた時期もあった。
船は、建築物かと問われると、違いますが、
建築、構造理論に基づいた構造物です。
和船の特徴としてキール(竜骨)がない
要するにフレームがなく
今風のモノコックボディー
飛行機も車もモノコックへの流れに
和船は、最先端?かもしれませんね。!
船は、特別の技術が必要で、
船大工という専門の職業?
が昔からある。
かなりの専門職で
木のプロフェッショナル?
言い方が軽いですが、
これからも残って欲しい日本の伝統の一つです。
水が入らない技術も凄いを通り越して
理解できません。
建築では、色々な方法でしゃくりを入れますが、
船は単純に突きつけ
これが理解できませんが、
宮崎県の日向杉
昔から船には、日向杉を使うそうです。
成長が早いので、木の膨張もあり
水に漬けたら、膨張して浸水がないそうです。
しかし、側板が真直ぐではないので
聞いてみたら、板の取りを
よくするためだということ
(板を真直にひかないこと)
この辺も凄く手間がかかることで、
やはり構造的にも強くなると思う。
まあ、この辺は、
先人の知恵であり
職人さんの技術で
これこそ後世に残してほしい
日本(和)の伝統技術ですね。
日本人の誇りです。
船釘
正直あまり分かりません。
建築に使う釘とはかなりの違いです。
船の平板、その他を留めるのには、最適な形状だと思います。
昔聞いた話だと、船釘を打つ鍛冶屋もいないので、
在庫も限られているそうです。
鍛冶屋さんもいなくなりましたね。
数年前まで山に行くときに鉈に困っていましたが、
四国の面白い鍛冶屋と出会い鉈の問題は解決しました。
機会があれば発注して下さい。
伝統文化の継承?
イエイエ、最高の刃物を打ってくれます。
因みに工具も特殊
こんな大きなバイスほかに使い道がないかも